ヘアメイクアップアーティストの萠抜(はえぬき)彰悟です。
大切な人たちをお祝いする、結婚式。
いつもよりもきちんと感を出して、品や洗練された印象を演出したいところですよね。
それならば、髪に艶があって、毛先がまとまっているスタイルがおすすめ!
それだけで、一気に洗練された印象に見せることができますよ。ビジネスシーンでも合うと思いますが、よりフォーマルなイメージです。
ただし、艶を出したいからといって闇雲にジェルやグリースをつけすぎてしまうと、テカテカと光って逆に汚く見えてしまうことも。その加減やつけ方がポイントです!
そこで、ここでは、“さりげないのに洗練された印象”が
簡単につくれるヘアスタイリング方法を伝授します。
1985年生まれ。ヘアメイクアップアーティスト。某有名サロンにて修行を積むのと同時に、資生堂SABFAメイキャップスクールにてメイクを学び、卒業後に独立。現在は、ファッション誌やカタログなどを中心に活躍中。
作り方1 シャワー後にタオルで髪を乾かす
それでは、具体的な作り方に入っていきますね。
まずスタイリング剤をつける前の状態がこちらです。
【BEFORE】
髪の毛が半乾きの状態がベスト。髪の毛が乾いていたら、まずは髪を全体的に濡らしてください。シャワー後であれば、そのままでOK。
次に、ドライヤーは使わずにタオルだけでゴシゴシとふいて、水気を飛ばすようにします。
作り方2 グリースを使う。5円玉くらいの量がベスト!
スタイリング剤は「グリース」を使います。今回使ったのは、こちらです!
スタイリング力は中くらい。乾いた髪にはつけにくいのですが、ハーフドライの髪につけるとウェットな質感でキレイな艶が出るのでおすすめです。香りもいいのと、シャワーですぐに落とせるのでシャンプーも楽!
ナカノ モデニカ グリース ファイバータイプ4 90g ¥1,306
出典:amazon
手に取る量は、このくらい。5円玉くらいを意識してください。
★PONIT ジェルはしっかり手のひら全体に馴染ませておきます。
作り方3 必ず根元から!頭全体につける
ジェルは、根元から頭全体につけるように意識して、前から手でかきあげていきます。これによって、根元がつぶれずにキレイな形を作ることができます。
後ろやサイドも忘れずに! 根元に手を入れたら、そのまま毛先に向かって手ぐしで流していくイメージです。
作り方4 クシを使って毛流れを整える
次にクシを使って毛の流れを整えていきます。
★POINT 根元をつぶさないように優しく!
僕の場合は、前髪が少し長いので、サイドにさらっと流したい。毛束感は作りたくないので、クシでかきあげたら、手で軽くサイドを押さえるだけにとどめます。
毛をクシで整えたら、自然と前髪が落ちてきますので、サイドはポンと押さる程度でOK。
毛先を手ぐしで軽く流します。本当に添える程度で。
やりすぎてしまうと毛束感がゴリゴリ出てしまいますので、要注意!
完成!
【AFTER】
根元は立ち上がりつつ、自然な艶感が出ているかと思います。
サイドと後ろは、こんな感じ。
耳を出してすっきりとさせています。クシを通しているので毛流れがキレイですよね。手グシでは出せない艶感が出ます。
結婚式を意識して着替えてみました。
いかがでしたでしょうか?
みなさんもぜひトライしてみてくださいね!
Hair Styling & Model_Shogo Haenuki
Hair Direction_Shintaro Futamata
Photograph_Kazunobu Yamada
Direction_Aiko Futamata@LEAD